セサミンの効果・効能

セサミンで血圧を下げる

日本では高血圧症の人が、およそ3,000万人いるといわれています。高血圧症は、ほとんど自覚症状がなく、病気が静かに進行していくため「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれます。

ゴマに含まれる健康成分「セサミン」には、高血圧症を予防・改善する効果があると期待されています。

なぜ日本人には高血圧の人が多いのか?

日本は世界でもトップクラスの長寿国です。日本人が長寿である理由の一つには食生活があげられます。和食は世界文化遺産にも指定され、「和食こそ長寿食」と世界中から注目されています。

ところが、日本食には唯一の欠点があります。それは「塩分が多い」ということです。干物、漬物、味噌汁、食材にかける醤油……など、和食には塩気の強い食材が多く、塩分が多い調味料を使う点では、世界的にみると、塩分の摂取量が多くなりやすいのです。

もちろん、高血圧の原因は、塩分の摂りすぎだけでなく、ストレスや肥満、運動不足、加齢よる血管の老化などもあげられます。

こうした要因を一つでも減らすとともに、「セサミン」のようなサプリメントや健康食品などを利用するなどして高血圧を予防する意識を持つことが大切です。

セサミンは血管内の活性酸素を除去し、血圧の上昇を防ぐ!

血管内に活性酸素が生じると、活性酸素は血管の内側の壁(血管内皮細胞)を傷つけます。血管の壁が損傷すると、血管は損傷した部分をカバーするように厚くなっていきます。

つまり、血管内に活性酸素が生じるほど、血管が硬くなり、高血圧の症状が起こりやすくなるのです。セサミンには、活性酸素を除去する強い働きがあり、血管内に生じた活性酸素を除去し、血圧の上昇を抑えます。

セサミンは悪玉コレステロールを減らし、高血圧を予防する!

血液中に悪玉コレステロールが増えると、血管の内壁にへばりつくように溜まり、しだいに血管の内側(内腔)が狭くなっていきます。血管の中が狭くなれば、血液が流れにくくなり、心臓から血液を送る力も強くなるため、血圧が上昇します。

セサミンには、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減少させる働きがあり、悪玉コレステロールによって血管内が狭くなるのを防ぎ、血圧上昇を抑えます。

また、悪玉コレステロールと活性酸素が結びつくと、「酸化LDL」という、いわば「超悪玉コレステロール」が発生します。超悪玉コレステロールは、血管の壁の中に入り込み、マクロファージという免疫細胞に食べられるのですが、同時にマクロファージが塊となって血管の壁が膨れ上がります。

これにより、血管の内腔が著しく狭窄するだけでなく、動脈硬化が進行し血管そのものを硬く脆くしてしまいます。これが高血圧症を引き起こす大きな要因の一つです。

セサミンは、悪玉コレステロールを減らす働きがあるとともに、酸化LDL、つまり「超悪玉コレステロール」の発生を防ぐことで、血圧の上昇を抑えます。

セサミンは血液をサラサラにして高血圧を改善する!

セサミンには脂肪の合成を抑制し、血中の中性脂肪を減少させる働きもあります。血液中に中性脂肪が多くなると、血液がドロドロの状態になるため、血圧が上昇します。

例えば、ホースを使ってオイルのように粘度の高い液体を送り出すには、高い圧力をかけなければなりません。しかし、水のようにサラサラした液体であれば、ホースにかかる圧力も少なくて済みます。

セサミンは、血液中の中性脂肪を減らし、血液をサラサラな状態にすることで血圧の上昇を防ぐのです。

セサミンはビタミンEとの組み合わせでパワーアップ!

セサミンには、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの抗酸化力を高める働きがあります。

セサミンはそのままの状態では抗酸化作用はなく、肝臓の酵素によって変化することで、はじめて抗酸化作用を持ちます。

そのため、比較的、肝臓を中心とした動脈などの大きな血管に対する作用が強く、末梢の血管には作用が届きにくい欠点もあります。

一方、ビタミンEはそのままの状態でも抗酸化作用が発揮されるため、全身の末梢血管の隅々まで抗酸化作用を発揮します。

セサミンを摂る時にビタミンEを一緒に摂るなど工夫することによって、ビタミンEの働きが後押しされ、セサミンの効果が届きにくい末梢血管まで、ビタミンEの抗酸化作用が発揮されます。セサミンの弱点を補うようにビタミンEが働くようになるのです。

この働きによって、末梢血管における血管の柔軟性が高まり、血流量が多くなるため、血圧の上昇を防ぐことができるのです。

これはあくまで、セサミン単体での働きではなく、ビタミンEを同時に摂取することが必要となりますが、セサミンの働きを最大限に生かすためにも、ビタミンEと併用することをお奨めします。

このように、セサミンには抗酸化作用を中心とした高血圧症の予防・改善効果が期待できます。先述したように、高血圧は自覚症状のないまま静かに進行していきます。また、高血圧は日本人の国民病ともいえます。

高血圧症の疑いがある人はもちろんのこと、高血圧ではないと思う人も、日頃から血圧を適正にコントロールする意識を持つことが大切です。そして、セサミンのサプリメントなどを利用するのも一つの方法といえます。

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