セサミンの効果・効能

セサミンの抗酸化作用

昔から、健康にいいといわわれるゴマ。ゴマには私たちの健康に役立つさまさまざまな栄養が含まれています。その中でも、最近、特に注目されているのが「セサミン」です。

セサミンという名前は聞いたことがあるでしょう。しかし、セサミンとはどのような成分で、どのような効果をもたらすのか、については意外と知られていないかもしれません。この記事では、ゴマに含まれる健康成分「セサミン」について詳しく解説します。

「知っているようでしらない!?そもそも“セサミン”って何?」

私たちにも身近な食材「ゴマ」にはタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養が含まれています。セサミンもゴマに含まれる栄養成分の一つです。

1粒のゴマの中には、ゴマ全体のわずか1%にも満たない「ゴマリグナン」という成分が存在します。ゴマリグナンはゴマにしか存在しない独自の成分で、抗酸化作用など私たちの体を病気から守るさまざまな働きがあります。

ゴマリグナンは「セサミン」とその仲間の「セサモリン」や「セサミノール」などの成分から構成されています。その中でも最も多く含まれているのがセサミンです。ゴマリグナンはセサミンの働きを中心として成り立っています。

ですから、ゴマリグナンに最も多く含まれるセサミンの働きに注目が集まっているのです。

「小さなゴマに含まれる大きなパワー!セサミンの効果とは?」

セサミンにもさまざまな働きがありますが、特に注目されているのが「抗酸化作用」です。

抗酸化作用とは、体や細胞の酸化を防ぐ働きです。鉄が時間とともに錆びていくように、私たちの体の細胞も、酸素に触れると少しずつ錆びていきます。人の場合、錆びることは「老化する」ことと同じです。人の体は、酸化によって老化するのです。

そして、とりわけ酸化をもたらす大きな原因となるのが活性酸素です。酸素は全ての細胞にとって必要なものですが、体内に取り込んだ酸素の2~3%は活性酸素という有害な物質に変わります。

活性酸素は、細胞の酸化を助長するだけでなく、悪玉コレステロールと結びつき動脈硬化を引き起こしたり、細胞や遺伝子を傷つけ、がんなどの重篤な病気を引き起こしたりする有害な物質です。病気の9割は活性酸素が引き起こすという専門家もいます。

セサミンにはこの活性酸素を除去する強い作用があるのです。活性酸素を除去することも抗酸化作用の大きな働きの一つです。セサミンが持つ強い抗酸化作用によって、細胞の老化を防ぐだけでなく、活性酸素によって引き起こされるさまざまな病気を防ぐことができるのです。

さらに、セサミンにはビタミンEが持つ抗酸化作用を高める働きもあります。セサミン自体の抗酸化作用と共にビタミンEの抗酸化力を高めることによって、相乗的に抗酸化作用を高めることができるところもセサミンの優れた特徴の一つです。

「セサミンの抗酸化作用によって得られる健康への効果」

前述したように、セサミンには強い抗酸化作用があります。では、セサミンの抗酸化作用によって健康や美容に対して、どのような効果があるのでしょう? セサミンがもたらす健康・美容への効果には次のようなことが考えられます。

セサミンにこれほどの健康への効果があるとは驚きかもしれません。セサミンは1粒のゴマに含まれるわずか0.5%ほどのとても小さな存在です。しかし、私たちの健康を守る上で無限大の力が秘められているのです。

「セサミンの摂取において注意すべきこと」

これまでセサミンが持つ強い抗酸化作用などを述べてきましたが、セサミンの摂取において注意すべきこともあります。

今ではセサミンは、食品としてゴマから摂るだけでなく、サプリメントや健康食品としてさまざまな商品が市販されています。こうした商品を利用する場合は、必ず商品に記載された指示通りに摂取しなければいけません。

セサミンはこれほど健康に良いのだから、たくさん摂取すれば効果も高くなるなどと考え、決められた以上の量をまとめて摂取したり、決められた回数を超えたりして摂取してはいけません。

持病の治療などで医師の処方薬を服用している場合は、その薬と併用して良いか、主治医や薬剤師に確認することも必要です。健康食品(サプリメント)だからといって、決められた摂取の方法を守らなければ、思わぬ副作用が生じる恐れもあります。

また、セサミンはあくまでも病気の予防に対しての効果は確認されていますが、病気を治療するものではないことにも注意しなければいけません。正しい利用の仕方を心得て、はじめて期待する効果を得ることができるのです。

これまで述べてきたように、セサミンには健康に役立つさまざまな効果があります。今まで漠然としか知らなかったセサミンについて、理解が深まれば、効き目の実感も変わってくるはずです。

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