セサミンで代謝力アップ＆ダイエット！

「それほど食べていないのに太る」、「食べる量は変わらないのに、以前より太りやすくなった」、「ダイエットしても効果が現れない」……というような悩みを抱えている人は多いでしょう。肥満やダイエットに関する悩みの多くには、体の“代謝”が関わっています。

この記事では、ゴマの健康成分“セサミン”が代謝を高める働きや、ダイエットを成功させるための上手な使い方をご紹介します。

私たちは、食べ物に含まれる糖質(炭水化物)や脂質などをエネルギーに変えて活動しています。食べる量が変わらなくても、糖質や脂質をエネルギーに変える力が衰えれば、余分な糖質や脂質が“脂肪”に変わるため、太りやすくなります。

食べ物などから摂った栄養素を体内で利用しやすい形に変えることを“代謝”といいます。糖質や脂質などを活動するエネルギーに変えることも代謝の一つです。

代謝力は20歳頃をピークに少しずつ衰え、40代を過ぎる頃から急速に衰えていきます。「以前と比べ食べる量は変わらないのに、太りやすくなった」というのは、加齢とともに糖質などカロリーの代謝が衰えることが大きな原因です。

人間の体内には60兆個もの細胞があり、一つ一つの細胞にはエネルギーを作り出す仕組みがあります。

食べ物から摂った糖質などは、細胞のミトコンドリアの働きによって、クエン酸回路という代謝経路からATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーの素を作っています。

私たちの細胞は、ミトコンドリアにエネルギーの材料が十分に供給され、活発に働くことで活動エネルギーが効率よく作られるようになるのです。

しかし、細胞のエネルギー産生を阻害する要因の一つが“活性酸素”です。

クエン酸回路を動かすには酸素が必要なのですが、酸素の一部が活性酸素に変わり、細胞にダメージが加わることで正常に機能しなくなるのです。

つまり、活性酸素が細胞のエネルギー産生を阻害し、糖や脂質の代謝が悪くなることが、太りやすく痩せにくくなる大本の原因なのです。

セサミンには強い“抗酸化作用”があり、体に生じる活性酸素を除去する優れた働きがあります。

セサミンの抗酸化作用により、細胞に生じる活性酸素を抑制したり、除去したりすることによって、クエン酸回路が活発に働くようになり、エネルギーの代謝を高めることができます。

また、セサミンには細胞の“新陳代謝”を促進する効果もあります。新陳代謝とは古くなった細胞を新しい細胞に生まれ変わらせることです。新陳代謝は細胞のエネルギー代謝力を高めるためにも必要です。

そもそも、私たちの皮膚や筋肉や臓器は一つ一つの小さな細胞が無数に集まってできているのですから、個々の細胞を活性化させることや、細胞の新陳代謝を促進して細胞の老化をくい止めることは、代謝力を高めるためには不可欠です。

ゴマに含まれる成分セサミンには、細胞内でのエネルギー代謝を促進するとともに、細胞の新陳代謝を促進する2つの代謝作用をます。それにより、余分な脂肪の蓄積を防ぎ、ダイエットの効果を高める働きがあるのです。

人間の細胞は脂肪が多くなると、その分酸素を消費する量が増えます。これは体や細胞に取り込まれる酸素の量が増えるほど、活性酸素が生じる量も多くなるからです。

さらに、体に脂肪がつけばつくほど活性酸素の量も多くなり、活性酸素の量が増えれば細胞が受けるダメージも大きくなるため、エネルギーの代謝効率が悪くなります。それがまた脂肪を増やし、さらにまた活性酸素が増える……、という悪循環に陥るのです。

セサミンには脂肪の合成を抑制し、体に脂肪が蓄積することを防ぐ働きがあります。脂肪の合成を防ぐことは、代謝力の低下を防ぎ、エネルギー消費を手助けすることにもつながります。

セサミンをダイエットのために利用するのであれば、ビタミン類と一緒に摂ることで、より高いダイエット効果も期待できます。

特にダイエットの効果を高めるのは“ビタミンB群”です。ビタミンB1は糖質（炭水化物）を分解する働きを高め、ビタミンB2は脂肪を燃焼させる効果があります。また、ビタミンB群の一つビオチンにも糖質や脂質の代謝を促進する効果があります。

薬局やドラッグストアでは、セサミンとビタミンB群を一緒に配合したサプリメントなどが市販されていますので、利用するのも便利な方法です。

ダイエットは見た目を良くする美容効果だけでなく、糖尿病や高血圧など生活習慣病の防、改善にもつながります。セサミンを継続的に摂取するなど代謝力を上げる工夫をすることで、健康的にダイエットの効果を高めることができるのです。